外壁や屋根の補修やメンテナンスが適切に行われているかどうか、その履歴が確認できるとよいですね。外壁や屋根はメンテナンスを行うことで、見た目を保つということ以上に、建物内部を風雨から守ることができます。

屋根や外壁の不具合は、構造筐体の腐食のきっかけになります。屋根や壁からの雨水の侵入を考えてみましょう。家の中にポタポタとしたたる雨漏りにはならなくても、柱や梁に雨水がしみ込み続けることで腐食が起こります。壁や屋根の内側でじわじわと腐食は進行し、柱や梁が弱くなってしまいます。

雨水は小さな侵入経路から入り込むことができます。窓と外壁の境界を埋めているコーキングの劣化から、ベランダとの取り合い部から、屋上防水が効かなくなっていることから、屋根周りの釘抜けから、などなど。

数年に一度は住宅点検をしているかどうか、小さな補修を続けているかどうか、築20年以上であれば外壁塗装を行っているかどうか、そしてそれらの記録を確認することができるかどうか、これらをチェックできると判断材料になりますね。