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災害を乗り越えるレジリエンスな家づくりを考えましょう。日常生活から災害後まで

災害を乗り越えるレジリエンスな家づくりを考えましょう。日常生活から災害後まで

レジリエンス

2018年は今年の漢字で「災」が選ばれ、その翌年2019年においても大型台風によるこれまでにない被害が各地域で起こりました。社会や暮らしの中で災害への備えが求められる中、「レジリエンス=強くしなやかな」家づくりについても意識が高まっています。

レジリエンスな家づくり、各場面でのポイント

災害を乗り越える暮らし方の実現には、普段の生活から災害時、災害後それぞれのシーンにおいてポイントを押さえておく必要があります。チェック項目を確認し、日常から備えておきましょう。

普段の生活で健康、安全に暮らす

普段から健康的な生活を送り、住宅性能が低いことによる健康被害や事故が起きにくい暮らしをしましょう。省エネルギーな住まいと暮らしになっているかどうかもポイントです。

具体的には・・・

  • 健康を後押しする断熱住宅
  • 適度の運動、動くことが億劫でない暮らし
  • 不調の相談ができる、かかりつけ医の存在
  • 防犯対策
  • 太陽光発電や蓄電のシステム
  • 家の設備点検、メンテナンス

一戸建て住宅の断熱性能は、築年数によって大きな開きがあります。断熱性能の高い一戸建て住宅では、冬場のヒートショック、咳などの不調が起こりにくくなるという研究結果が出ています。家の中の温度が快適になると、運動量が増えるというアンケート結果もあります。

災害発生時に命を守る

お住まいの地域について、どのような災害リスクかあるか把握しておきましょう。仕事先や通っている学校など、長い時間過ごす場所についても情報を得ておきましょう。長時間過ごす場所において、命を守る行動のための備えができているか確認しましょう。災害発生時において住人の命を守り、建物そのものの被害を抑え、復興しやすい住宅かどうかも大切です。

 具体的には・・・

  • 耐震性能が基準を満たしている
  • 家具の転倒を防ぐようにしている
  • 燃焼器具とガス、電気が自動停止するようになっている
  • 火災の延焼をふせげるかどうか。耐火性能がどれくらいあるか
  • 津波の可能性を把握する。波の高さと住宅の高さ
  • 津波から逃れるルートの把握
  • 洪水や土砂崩れの可能性と対策の有無
  • 地盤の液状化の可能性
  • 台風などの強風対策
  • 大雪の対策
  • 火山による被害の可能性
  • 警報の受信、避難情報の理解
  • 通勤・通学先の災害リスクについて
  • 災害時の帰宅方法の検討
  • 家族の安否確認方法と集合場所を決めておく

地震発生後の火災について、停電から復旧する際に起こる通電火災が問題となっています。自動停止機能がない場合は、住宅から避難する際にブレーカーを落とすようにしましょう。

災害後の生活を支える

インフラ等の機能が回復するまで、生活の支援が得られるまでの数日間、自活可能な住まいとしておきましょう。

 具体的には・・・

  • 情報を入手するための通信機器
  • 停電時でも使用可能な電源の備え
  • 暖房がなくてもしのげる工夫
  • 断水時をしのぐ飲み水、生活用水の確保
  • 災害後に数日間しのぐ食糧、トイレの備え
  • 食糧備蓄場所や井戸の所在を知っておく
  • 避難時の持ち出すものをまとめておく
  • 高齢者や乳幼児の避難について考えておく
  • 避難生活時の緊急の移動手段
  • 防災訓練や避難訓練への参加
  • 近所との付き合い
  • 建物倒壊の危険判定ステッカーを知っておく
  • 火災保険・地震保険に入っているか

食糧や飲み水においては、ローリングストックを普段からうまく取り入れられるとよいのですが、実際は賞味期限が切れていたり、備蓄を切らしてしまうこともあります。住宅の設備として取り入れられるものを活用する方法もあります。給水配管に取り付けることができる小型の貯水タンクや、屋外で雨水をためることができる雨水タンクの設置などは気軽に始めることができる対策です。オール電化住宅の場合、電気が通るまでの生活が大変ということがあります。薪やペレットのストーブを取り入れてみてはいかがでしょうか?暖を取り調理することができると、非常時においても選択肢が増え、少しであっても日常との連続性を感じることができることでしょう。

普段からできる、無理のない備えと対策を

昨年、そして今年においても大きな自然災害が起こり、どの地域に住んでいても他人ごとではないと感じます。普段からできる備えと対策を、焦らずに行っていきたいですね。

日常における備えとしての断熱住宅、住宅の補修とメンテナンス、耐震性能について、お住いの一戸建て住宅について現在の状況は把握できていますか?築年数が経過している中で、診断や調査を受けたことがない場合は、現状を確認しておくとよいでしょう。

私たちi-sumu(アイスム)設計は、中古住宅の1次的なインスペクションから耐震診断など2次的なインスペクションについて多く相談を受けています。インスペクションチームとリフォームチームが共同作業しながら、ご希望の住まいを形にしていくお手伝いをさせていただきます。お悩みやご相談ごとなど、お気軽にご連絡ください。

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